遺産相続をする際に相続人同士がもめないようにするためには当然ながら相続に一人一人の意識が大切になります。
しかしそれ以前にもしっかりとした人間関係を築いておくことによって、相続問題になった際にもそれぞれが信頼し合っているため、トラブルになってしまうようなことは少ないと言えます。
特に相続問題が発生すると一家の長男や長女というのは分割協議なども積極的にし切ってがなくてはならないので大変な思いをするのですが、どうしても自分で行うのが難しい時には税理士の先生などにお願いすると良いでしょう。

早い段階からお金に汚いといったイメージを持たれていたり、お金が大好きと言ったイメージを持たれていたりすると、相続協議が始まった際にもあの人はお金が好きだから自分の取り分ばかり考えて他の相続人には財産を隠しているのではないかなどと、いらぬ疑いをかけられたりすることがあります。
やはり相続問題になってくると他の相続人も今までとは違った一面も見せるようなこともあり、このような部分からもトラブルに発展しやすいと言えますので、長年をかけながら人間関係を築くのは非常に大切なことだといいます。

信用されていることが何よりも大切

上でも書いたとおり周囲からお金についてや人間性について信用されている人と、そうでない人が相続問題が発生した時にも周囲の扱いや信頼度が全く違ってきます。
相続問題というのは特にお金に汚いわけではなく、何かの理由で先などを作っているだけで他の相続人からは借金があるから自分だけ多くの採算を取ろうと考えているのではないかなどと疑われてしまうこともあるほど、シビアですので、仲違いをするよりも常に親族を含め、自分と同じ立場で相続人になる人物とは仲良くしておいた方が良いと言えます。

例えば被相続人の生前に自分だけが長男だからと土地を一つもらった場合でも黙ってもらうのではなく、私は使わないからと、実際に売ってお金にしてから、その一部を他の相続人に分けるなどといった行為があればとても良心的で信頼されるのではないでしょうか。
反対に他の相続人には黙って自分の土地を売り払い売り払ったお金も自分の懐に全て入れていたということが後になってわかれば、やはり相続問題などにも信頼されず自分のことばかりを考えていると言ってイメージを持たれてしまうことがあります。
もちろん上記のように生前の被相続人からもらった土地についてはあなた本人がどうしようと自由ですが、このような部分で自分がどんな行動をとるかで、周囲の相続人からのイメージは大きく違ってくるものだといえるでしょう。

身内や親族とはいえ信頼関係を築くのは簡単な事ではありません。
また日頃から他の相続人となる人たちが困っている時に助けなかったり、自分には関係ないと知らぬ存ぜぬを通していると相続問題が発生し、大変な思いをしている中で誰も協力してくれないなどということになってしまうことがあります。
相続問題はしっかりと解決した後、公正証書に残すことが大切ですが、こうした部分までしっかりと他の相続人が協力してくれるように将来のことまでを考えながら自分の好き勝手に希望を通すのではなく、信頼関係を結ぶことや他の相続人に対する思いやりを忘れないように生きていくのがとても大切なことだといえるでしょう。

これまで何の問題もなく過ごしてきたご家族でさえ相続問題で仲違いをしまったり離散してしまったりすることがあるくらいですので、日頃からあまりコミュニケーションをとらない親族などがいる場合にはこうした相続人でもしっかりコミュニケーションをとりながら実際に相続問題が発生した時にスムーズに話し合いが行えるように考えておきましょう。
もちろん被相続人となる立場からの自分が相続人となる人々を定期的に集めて食事をしたりコミュニケーションをとることを忘れずにいたほうが相続問題にはメリットとなります。